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  • 2014.03.05 Wednesday
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AneCan5月号 高速道路無料化の社会実験について

  AneCan5月号が発売されました。今回のお題は「高速道路無料化」。今年6月から、全国の高速道路を段階的に無料化するための社会実験が行われます。無償化した場合に、徴収した料金を原資に高速道路を建設する現行システムをいかに変更するのか、国庫負担が増えすぎないか、といった批判はあると思いますが、経済効果や環境への影響を測定するためにも、社会実験そのものはやってよいと思います。しかし、問題はその実施方法にあります。


  今回の実験では、東京、大阪などの都市部が除外されました。影響が大きい、というのがその理由です。フェリー会社などと路線が競合する本州四国連絡橋や東京湾アクアラインも、同様の理由で外されました。高速道路料金無料化に神経を尖らせるフェリー会社の意向に配慮した格好です。しかし、素朴な疑問かもしれませんが、良くも悪くも一番影響が大きそうなところを除外した実験で、無料化したときの影響を測定することが可能なのでしょうか。


  社会実験そのものはよいと思う、と先ほど述べました。つまり、実験を行ってプラスとマイナスの影響を測定し、それによって無料化する、あるいはしないを決定する手段であるなら、ということです。しかし、どうも今回の実験手法は、そのような科学的・客観的なものでないようです。これは、無料化することを前提として、そのための方便としての実験でないかという疑惑がぬぐえないものです。言い換えるならば、無料化すること自体が目的化しているのではないか、ということです。


  以前、「数字はウソをつかない」とのたまった方がいました。その人の会社の株は、確かにどんどん値段を上げていき、それがその会社がよいものである、という証明として受け止められました。しかし、粉飾決算がその会社の収益を大きく見せ、それが株価に反映されていた点に鑑みれば、数字はウソをつかないかもしれませんが、数字で人をだますことは可能です。そうですよね、堀江さん。


  いずれにせよ、数字が客観的真実を物語るものでないと理解することと、それを自らの目的のために意図的に行うことは別物です。今回の社会実験は、政府ぐるみで意図的に数字を操作しようとする試みということができるでしょう。かつて、自民党政権のもとで国交省はとにかく料金を徴収して、それを原資に高速道路を作り、全国津々浦々にまでそれが完成したなら無償化するという建前の現行システムを維持するために、無償化した場合に生じると見込まれる経済効果の試算データを隠蔽したことがありました。今回の民主党政権による実験は、それと逆のパターンである、と言わざるを得ないのです。


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