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  • 2014.03.05 Wednesday
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「大相撲八百長」に関する大学非常勤講師の独り言

  相撲で「八百長」疑惑が発覚しました。今更、という感慨のひとも多いのではないでしょうか。かく言う私もその一人です。勝負事に不正はつき物。まして、球技と違って素人目に区別が付きにくい相撲という競技では、尚更です。

  ただ、今回の疑惑に関する報道で気になるのが、「十両から幕下への陥落=天国から地獄へ」の図式の強調です。報道にあるように、十両だと月給100万円なのに、幕下以下はほぼ無給。個室や雑用の有無を含めて、待遇面であまりに格差が大きく、上の番付の者や先輩に対して絶対の服従を強いられることは確かです。

  そして、この待遇格差が幕下陥落を何が何でも避けるための八百長に走らせる背景になったという指摘は、うなずけるものです。ただし、それを鬼の首をとったようにテレビが報道し、コメンテーターが批判していることに違和感を覚えるのは、私だけでしょうか。

  コメンテーターの多くがいわゆる芸能人。彼らの世界だって、待遇格差が大きく、恣意的な権力行使が日常茶飯事であることは、似たり寄ったりのはずです。テレビ局をはじめとする大企業が、経費節減のために中小企業を「叩いて」納入金額を引かせることだって、同じです。一言で言えば、「あんたらも似たようなものじゃないか」。

  もちろん、彼らは公益法人ではなく、税制の優遇措置を受けているわけではありません。しかし、「待遇格差」と「恣意的な権力行使」が問題だと言うのであれば、その点において差はないはずです。電波という公器を用いながら、後輩に理不尽な扱いをしていることを隠そうともしない芸能人や、「報道の自由」をタテに虚偽報道やヤラセ報道への自浄作用を発揮できないテレビ業界が、どこまでそこを強調する資格があるのかと首を傾げざるを得ません。

  もっとも、大学業界だってたいそうなことは言えません。大相撲の番付と同様、日本の大学では教授をはじめとする階級に人数制限があり、待遇格差も露骨です。しかし、大学の場合、大相撲よりタチが悪いのは、犯罪でも犯さない限り、階級が下がることが原則的にないということ。つまり、いったん職についてしまえば、全員が横綱なのです。その状況では、何年も論文の一本も書かず、授業も適当に済ませる教授が続出しても不思議ではありません。その意味で、改革が一番求められるのは大学だといえるでしょう。


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